「もっと遊びたい」


制約のある中でどれだけ伝わるか分かりませんが、こんなに夢中に、こんなに自由で、こんなに楽しかったんですもの、「そろそろ帰ろうか」と言ったら、

「もっと遊びたい」

そういうに決まっています。

 

大切なことは、これに対してどう返すかということです。

 

「帰る時間でしょ。」

「年長さんなんだから。」

「そんなこと言うならもう連れてこないよ。」

 

そんな言葉を返してはいないでしょうか。

「もっと遊びたい」

これは「楽しかったよ。」「最高だった。」「また来たい!」そういうことなのです。

もしかしたら子どもたちは不満げに、

「まだ遊びたい」「もっと遊びたい」「まだ帰りたくない」

そう言うかもしれません。

正解は、

「そうだね、楽しかったね。もっと遊びたいね。」

「また来たいね。」

「また来ようね。」

が正解なのです。

 

私たちはどんな子に育てたかったのでしょうか。

充分に満足いくまで遊んで、「もっと遊びたい」という意欲的な子どもに育てたかったのではないでしょうか。

この子たちはとてもすばらしく、とても素直で、とても良く育っているではありませんか。

この時期に育てなければならない意欲、好奇心、行動力、実によく育っているではないですか。

「もっと遊びたい」

ここまで来たら後もう一つ、信頼できる大人との関係性を通して「人に対する信頼感」「『ぼくやわたしは愛されている』という実感」「『僕は何でもできる』という自己肯定感」を育てるチャンスです。

「そうだね、楽しかったね。最高だったね。」

「よし!また来ようよ。」

「今度いつ行く?」

この言葉がけで子どもたちとの信頼関係をガッチリとしたものにするのです。

上辺だけの薄っぺらい言葉では子どもたちに見破られてしまいます。

本当にこの子たちと楽しく、充実した、最高の活動にするんだという熱い思いはきっと子どもたちに伝わります。

そうすると、どうなるか。

「うん、また行こうね。」

「今度来た時もハチいるかな?」

「来週虫かご持って行こうよ」

そんなキラキラした子どもたちの姿がそこにあるはずです。

 

保育はもっとおもしろい。

八王子の身近な自然を活用した保育を発信し、質の高い保育を広めます。

幼児期の自然保育は自然の生態系や野外の危険の理解だけでは不十分です。

子どもの発達特性、心理、行動特性とセットで学ぶことで、即現場で使えるより現実的な保育の実現につながります。

わたしたちは子どもと自然を理解するプロフェッショナルです。

他のどんな専門機関でも対応できない子どもを自然の中で遊ばせる技術と経験があります。

一朝一夕に出来ることではないこと、そう簡単に真似できるものではないことを知っていますので、ノウハウはいくらでもお伝え出来ます。

そのノウハウを学び、体験を通して自分のものにしていただき、おもしろい保育、楽しい保育が日本全国に広がることを期待しています。

 

東京都のすくわくプログラムに対応しています。

子どもたちを野外に連れ出し、子どもたちの笑顔と先生方の喜びに貢献する自然遊びアドバイザーとして、園の独自性、専門性、これからの選ばれる園に貢献致します。

 

滝山ネイチャークラブ

自然遊びアドバイザー

堀岡正昭


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