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子ども主体ということと、何でも子どもに任せて大人は何もしない方がいいというのはまるきり違う。
30年ほど前、八王子のなかの幼稚園の子ども主体の保育を「放任保育」と「子ども主体の保育」とどう違うのかと自問してきました。
自分たちの保育はほったらかしとどう違うのか。
何を見守り、どこを指導するのか。
それを説明できなかったら結局は「放任保育」と言われてしまう。
子ども主体の保育とは、大人も主体的に考える、自問自答する保育ではないかと思います。
「園長先生、子ども主体の保育はどうしたらいいんですか?」
「それを考えていくということが子ども主体の保育なんです。」
子ども主体とはどういうことなんだろう。
放任保育とどう違うんだろう。
そんな保育者自身が考える保育、それが子ども主体の保育に必要なのだと思います。
ちょっと笑ってしまう質問も多いのですが、それを笑って終わらせず、先生たちがどこにつまづき、どこで困っているのか理解することも大事です。
環境設定の次は、対象の観察です。
観察する力、技術を身に付けていきましょう。