野外で行う保育は難度が高い


ここの園の先生たちは、子どもから目を離しません。

死角を作らないように動いて子どもの動きを把握します。

 

子どもが動いたら、それに呼応するように応答的に動く

 

経験豊富な先生は実にこまめに動くので、子どもを見失うということがありません。

よく見ているのです。

子どもが自然の中で自由に遊ぶことの意味を理解しているので、「あっちはだめ!」と言うことがありません。

禁止や制限、制約の多い所に子どもの自由な発想やアイデア、主体的な活動は生まれません。

子どもの主体性を謳うなら、大人の指導性は低くなるはずです。

 

「でも、そんなことをしてたら、子どもは怪我をします。」

 

そう、ちゃんと見ていなかったらね。

子どもをちゃんと見ていないから隠れた危険に気付くことも、あらかじめ排除・回避させることも出来ず、起こった後にこう叫ぶのです。

「危ない!」と。

ここの園の経験豊富な先生は、実に子どものことをよく見ていますから、本当に危ないときには、「そっちは危ないよ。」「それは無理なんじゃないかな?」などと、子どもの発達特性を理解し、子どもが予測し得ない危険に対しては適切に注意しています。

それでも挑戦する子は、ちゃんと見守られているので、大きな怪我をすることがありません。

つまりは、かなり乱暴に言い切ると、子どもを視界の中に入れておくだけで、かなりの事故・怪我を防ぐことが出来ます。

 

子どもを視界の中に入れておこう

 

「でも、大勢の子を見ているので、全員を見るなんて無理です。」

そう、だから、複数で見るのです。

幼稚園・保育園で、大人が1人で保育することはありません。

必ず複数で見ているはずです。

その複数の眼が機能しているか。

 

チームで子どもを保育しよう

 

その1人の眼はちゃんと子どもを見ているか。

スマホに気を取られて、子どもから目を離してはいないか。

子どもが遊んでいるからと気を緩めて、漫然と保育してはいないか。

子どもを視界の中に入れていたとしても、心ここにあらず、他のことに気を取られ、危険センサーまでオフにして、危険察知能力を下げてはいないか。

例え1人でもそのような職員がいたら、その現場は1人欠けていると同然です。

いても、1人の保育者として機能していないからです。

その眼は、子どもを観察し、子どもの安全を守るセンサーを最大限精度を高め、何かあったら、また何か起こる前に危険を予測し、回避する行動を取れるだろうか。

そこまで出来て初めて、1人の保育者として機能していると言えるのです。

 

子どもから目を離さない。

子どもが動いたら、応答的に動いて死角を無くす。

子どもの動き、遊びに対して、応答的に、肯定的に、適切に働きかけることで、子どもの安全と満足度を最大限高める。

これが出来る保育者は専門性が高い。

 

誰でも出来る訳ではない、この難度の高い保育になぜわざわざ、挑戦するのか。

それは、子どもの笑顔が違うからです。

子どもの満足、熱中、夢中、学習効果、ありとあらゆる面から、子どもたちの成長が格段に違うのを知っているから、やめられない。

そう、何より、経験豊富な先生は、子どもたちの成長を感じるセンサーが抜群に優れている。

子どもが育つ仕組み、道筋を知っているから、この保育がやめられない。

そんなやりがいのある保育を広げます。

野外で行う自然保育のノウハウを広めます。

 

滝山ネイチャークラブ

自然遊びアドバイザー

堀岡正昭


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