下見の重要性


野外活動に限らず、保育園の園外活動、小学校などの校外学習の際には、下見に行きましょう。

その際には、

1.出来る限り、全員で行く。

リーダーだけ、園長だけ、正職だけなどとなりがちですが、理想は参加するスタッフ、職員、全員で行きましょう。

労務上、難しい場合は、休みの日や出勤途中など、実際に行ってもらい、経路なども合わせて確認しておきましょう。

勤務時間内に業務として行うのが労基上好ましいと思いますが、時間外手当などで対応します。

また、職員は労務の問題と子どもの安全は別に考え、労務の問題は労務の問題として申請、請求し、そのことと子どもの安全のためには必ず下見に行く、不安要素を減らす、安全のための対策を怠らないということは別です。もしも、「園が業務として保証してくれないから下見には行かない」などと言う職員はそもそも子どもを預かる資格も、子どもを園外に連れ出す能力もないと言えます。下見の重要性を理解しないで、労基を守ることの意識が希薄な事業所は働きにくい職場だとは思いますが・・。

 

2.活動場所の周辺まで調べる。

下見は、活動場所を中心に考えがちですが、活動する場所の周辺、トイレや水回り、出入り口や避難経路なども合わせて確認しましょう。

また、子どもの見失いも想定し、経路の安全や周辺の社会環境も合わせてチェックしましょう。

その際に、山での活動の際には、携帯電話の電波が届くかも合わせて確認しましょう。

 

3.活動の直近や同じような条件、季節、時間帯に下見する。

活動日は平日なのに、下見は休日に行くと、状況が全く異なるということがあります。

また、春の活動なのに、冬に行ったり、天候が雨の場合、風が強い日など、現地の状態、状況が活動当日と同じような条件の日に下見に行きましょう。

特に川の活動は、雨で水位が上がり、状況が変わります。

前夜の雨で状況を確認しなければならないときには、当日の朝も確認することが必要な場合もあります。

 

下見はノルマとして、義務感で行くものではありません。

自分たちの活動を安全に行うための子どもを預かるものとしての必要なスキルです。

下見を行うことで、当日の活動を詳細にイメージし、具体的に準備・計画するための最低限の道具です。

その道具を使いこなし、子どもたちと安全で効果的な活動・体験・教育に出来るかは現場の先生方の力量にかかっています。

下見は当日のシミュレーションです。

子どもたちの笑顔と成長を想像し、事前に体験しておくことで、安全の質も高まります。

安全な子どもたちの活動が広がることを期待し、日々発信しています。

 

滝山ネイチャークラブ

堀岡正昭


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