子どもたちを安全に引率するスキル


自然遊びでは45名程度まで対応できます。

子どもたちを引率するにあたって、先生たちは複数で対応すると思います。

先頭の先生、中間の先生、最後尾の先生。

それぞれ役割があります。

先頭の先生は、道を案内するガイド役で、全体のリーダーです。

集団の子どもたちを率いるペースメーカーでもあります。

ガイドとしては、当然道を間違えてはいけません。

全体のペースを図りながら、時折後ろを確認し、かつ全体を牽引していく役割もあります。

前しか見ていないと後ろのペースや様子がわかりません。

後ろを気にしてばかりいると、前から迫る危険の察知が遅れます。

足の使い方はバスケットボールのクロスステップが参考になります。

前6対後ろ4、前7対後ろ3、などのように、その時の状況と場面に応じて、前と後ろの確認の比率を変えて、状況確認を適切に行いましょう。

これとは別に、先頭の先生は牽引者でもあるので、子どもの様子によっては、掛け声をかけたり、「後もう少しだよ」「見えてきたよ」と子どもが見通しを持てるような声掛けも有効です。

このように先頭の先生の役割は大きく、責任も重大です。

しかしながら、経験者の専門性が大きく表れるのが実は中間の先生でもあるのです。

中間の先生は実によく動きます。

何なら先頭から最後尾まで、そしてまた中間と動きます。

道路の横断歩道を渡る場面、子どもの靴が脱げた時、遅れた子を迎えに行くなど、経験ある先生は実によく動きます。

地味ではありますが、この中間の先生の動きを評価出来る職員集団、園であって欲しいと思います。

 

この章については動画でもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭


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