森のようちえん(8月4日)

ライフジャケットは万能ではない

ライフジャケットの着用によって安全の質は格段に上がりますが、100%安全とは言えません。

子どもたちと水辺の活動をしていて思うことは、「ライフジャケットを着ていても溺れることもあり得る」ということです。

「今日はラッコが流れてきたよ」

この体勢が出来ることで安全を確保することが出来ます。

仮にうつぶせのまま流れたらどうでしょう。

考えるのも恐ろしいことですが、慣れていない子は慌てることもあり、パニックになると水深15cmでも溺れます。

繰り返し経験することで咄嗟の時にもあわてず安全に流れる体制が取れるようになります。

習慣化するまで身につけて欲しいと思います。

どこでやっても安全に遊べるスキルを習得するまで経験させたいと思います。

 

規制して子どもを管理するのではなく、楽しい活動を通して健康を管理する

小さい子ほど、ハードな活動であればある程、健康を管理する必要があると思います。

私たちが考える健康管理とは、子どもの活動を禁止・規制するだけではなく、子どもにとって興味関心があることに誘って、この先に楽しいことがあると見通しがつくように活動を組み立てていくことです。

お弁当を食べた後は絵本の読み聞かせや素話など子どもたちも楽しみにしている時間にすることで、身体を休め、休息の時間にもなるように配慮しています。

もちろん子どもたちが健康で、意欲的なら

「ほりちゃん、早く、川に行こうよ!」

となるので、無理やり座らせて絵本の読み聞かせを聞かせるということはありません。

大切なのは、安全で楽しい活動であるということです。

子どもたちの楽しい遊びのためならとことん動きます。

子どもたちの安全の為に健康を管理し、活動を組み立てていく指導力が必要です。

規制して子どもを管理するのではなく、楽しい活動を通して健康を管理していく活動でありたいと思います。

子どもたちが「今日は川にラッコとワニがいたよ」と言ってたように、時折南浅川にはラッコとワニが現れるようです。

カッパにはくれぐれも気を付けていきたいと思います。

滝山ネイチャークラブ

森のようちえん

代表 堀岡 正昭


サマースクール(7月25日)

八王子は豊かな自然が残るすばらしいところです。

ここ南浅川は子どもたちも安全に楽しめる良質な自然環境です。

地域の皆さんのご尽力でこの一帯が整備されています。

いつもお世話になっている地域の方々に子どもたちが挨拶するたびに、

「お、また来たね、いっぱい遊んでいきなさいね。」

と声をかけて下さいます。

自然体験だけでは子どもはうまく育ちません。

地域の方々との触れ合いや挨拶、また子どもたちに声がけをしていただけることで、子どもたちが人と関わることを学んでいくのだと思います。

私たちは、子どもたちの活動を通してこの豊かな自然の価値を伝えていきたいと思います。

地域の方々の多大なる思いをお伝えしていきたいと思います。

どうかこの豊かな自然を残し、子どもたちがこの自然の中で遊ぶことのご理解とご支援をお願いしたいと思います。

八王子の豊かな自然を大事にし、未来の子どもたちの教育を広め、すべての子どもたちにこの体験を届けられるよう、私たちも精一杯尽くしてまいります。

全ての子どもが自由に外で遊べる平和な社会の実現を目指します。

滝山ネイチャークラブ

森のようちえん

代表 堀岡 正昭


サマースクール(7月24日)

心を解放して自由に遊ぶ

まずは理屈抜きに、自然に出かけ心を解放して自由に遊ぶ体験をさせましょう。

開放的な空間はそれだけで情緒を安定させます。

規制の少ない環境は安心して遊びだせます。

子どものうちに自由に遊ぶ経験を習慣化させましょう。

遊びは子どもにとって主体的な行為です。

主体性を身に付けさせようと思ったら、自由な遊びを大事にすることです。

人と関わり、自然と関わる

実は人や自然との関わり方は経験しないとうまくいきません。

何度でも何度でも繰り返し経験して初めてうまく関わることが出来るようになります。

人や自然と関わるということはためらいや怯え、不安もあるかもしれません。

それでも勇気を持って関わろうとする一歩が必要です。

保護者の皆様にはぜひその後押しをお願いしたいのです。

誰でも最初は不安なもの。

それでも「楽しそう」「やってみよう」「行ってみたい」ほんのちょっとの好奇心があれば子どもはすぐに遊びだしていけます。

多様な生き物との出会い

出来る限り変化に富んだ、刺激と魅力ある環境を用意したいと思います。

子どもにとって内発的な動機付けになるからです。

やらされた課題は学習効果が低く、自ら内発的な動機付けに基づいて行った学習の方が明らかに高い成果がもたらされます。

子どもは環境を通して学びます。

この自然の生態系は子どもたちにとって生きた教材です。

知識と言う情報量を増やすことが重要なのではなく、この生きた教材を通した直接体験によって感じること、「もっと知りたい、見てみたい」という次への学習意欲につながることが重要なのです。

 

多面的に見て物事の本質を見抜く力を身に付ける

情報があふれる時代だからこそ、子どもたちには物事の本質を見抜く力を養って欲しいと思います。

自然の中での興味ある物をよく観察することで物事をしっかり見る習慣にして欲しいと思います。

覗いたり、ひっくり返したり、多面的に見ることで物事の多面性に気づき、自分が気が付かなかった物事の本質的な理解につなげて欲しいと思います。

「なんだろう?」

「すごーい!」

「うわー!」

驚きは物事の不思議さを知り、喜びへと変わります。

遊びを通して子どもたち自ら獲得します。

 

平和な社会の実現を

子どもたちはすぐに遊び出します。

子どもの世界では、「楽しい」ということ、「遊ぶ」ということ、お互いに「幸せ」であることが行動の価値基準になっているのかもしれません。

人は様々な意見を持ち、多様な社会に生きています。

相手のことを理解し、違いを受け止め、それぞれが大切にしている「幸せ」を考える機会にしたいと思います。

この自然と体験が100年後も続くことを願い、行動し、発信し続けてまいります。

滝山ネイチャークラブ

森のようちえん

代表 堀岡 正昭