子どもの行為を肯定的に捉える

「でも」という言葉を使わない。

若い頃に保育中の自分を録画して振り返る機会がありました。

ナルシストかって?そんなもんじゃありません。自己嫌悪ですよ。

もう自分が嫌で嫌で嫌になって、もう落ち込みますよ。

なんてこんな風にしてるんだ。

なんでこんな言い方してるんだ。

もっと違う風には出来ないのか。

誰に言われるよりも効果があるのが、自分を撮って見返す。

一度試してみることをお勧めするのが、自分の話し言葉を録音する、今ならテキスト起こしをしてみる。

その中で聞いてて気になるのが、子どもの言葉に二言目には「でも」のなんと多いこと。

否定的な言葉で返すことが多いことも気になります。

みんな「子どもの声には耳を傾けましょう」と言いますが、それでも「でも」や否定的な言葉で返すことが本当に多い。

耳の痛い人もいることだと思いますが、そうやって意識出来る人はまだいいんです。

「私はそんなことはない。ちゃんと子ども声を聞いてます。」

もしあなたが子どもと関わる専門家なら、例え子どものネガティブな発言でも、「でも」や否定的な言葉で返すのではなく、第一声は子どもの言葉をそのまま返すということが技術になります。

「やりたくない」と言ったら「やりたくないんだね」

「行きたくない」と言ったら「行きたくないんだね」と。

くれぐれも「分かる~、やりたくないよねぇ、行きたくないよねぇ。」などと共感してる風な言葉で返してはいけません。

少なくとも子どもと関わる保育者ならまず第一声は「でも・・」や否定的な言葉、原則論でやりこめる言い方ではなく、子どもの言葉を繰り返し、出来れば肯定的な雰囲気で話を聴いてあげましょう。

私たちもそれが出来ているかと言えば自信がありません。

でも私たちは技術として、「でも」という言葉を使わない、否定的な言葉で返さないようにしていきたいと思います。

森のようちえんの滝山ネイチャークラブ

代表 堀岡正昭

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