子どもとの距離

最初は泣いていた子も、すたすたと歩いていくようになります。
最初は手をつないで歩いていた子も、振り向きもせず山を駆け出していくようになります。
私たち大人の方が、実は試されているのではないでしょうか。
子どもは階段を登っていく練習をしていますが、実は親にとっても練習をさせてくれているのではないかとすら思えます。

『振り向かぬ子を見送れり振り向いた時に振る手を用意しながら』
俵万智
子どもはいつかは親の手元を離れて遠く旅立っていくもの。
そのときにうろたえて、おろおろしないよう、子離れの練習をしているのかもしれません。
いつまでも子どもと思っていてもいつの間にか大きく育っているものです。
振り向いた時に、いつでも「見ているよ」「愛しているよ」とメッセージを送ってあげられるように用意しながら、子どもたちの挑戦を見守るのも大切な親業かもしれません。
そんな子どもたちの挑戦とお父さん、お母さんたちの子育てを心から応援しています。
今はもう振り向きもせず自分の人生を歩んでいる我が子のことを、心で精いっぱい手を振っている不格好な親ではありますが、私自身も大きく成長の人生を送ることで、せめて子どもたちに「しっかりしてよね」と怒られないようにしたいと自分自身を戒めています。
俺たち、親たち、ファイト!

平成29年4月23日父母講座
滝山ネイチャークラブ
親子じかん応援団長
堀岡正昭

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