機会を逃さず

「ほりちゃん、これ、何?」

先日の活動後、バスを待っていると慰霊碑を見つけた小学生が尋ねてきました。

「みんなちょっと来て。これはね・・。」

八王子裏高尾にある、いのはなトンネル列車銃撃慰霊碑は戦争末期の昭和20年(1945年)8月5日正午過ぎ、中央本線、湯の花トンネルでアメリカ軍の戦闘機が列車に機銃掃射を加え、多数の死傷者が発生した事件です。

「戦争のときに、中央線の電車に戦闘機が銃撃して、たくさんの人が亡くなったり、怪我をしたんだって。」

「60人以上の方が亡くなって、133人の方が怪我をしたって書いてあるね。」

疎開先に向かう子どもたちもいたということです。

この子たちと同じ年齢の子どもたちも犠牲になったとのことです。

中央線高尾駅には今も銃弾の跡が残っています。

今年も忘れてはならない夏がやってきました。

語り伝えていかなければならない夏です。

機会を逃さず子どもたちに伝え、私たち大人も考える機会にしたいと思います。

堀岡

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