森のようちえん

森のようちえんと言っても森じゃなきゃいけないなんてことはないんです。山でも川でも海でもいいし、都市部においては公園でも良いんです。別に長靴じゃなきゃいけないということもないし(メディアではリュックに長靴で森に入っていくスタイルが取り上げられるけど)、要は子どもの生活環境、教育環境を考えて、実践していこうということなんです。
 と考えてきたときに、やはり外せないキーワードが‘自然’なんだと思うんです。これについて「自然なんか子どもにとって良いことない」なんて言う人、いないと思うので、特に深く触れなくても良いと思うんですが、森のようちえんと自然を考えたときに外せないのが、‘安全’だと思います。これについてはすべての事業の基本であると思いますので、安全じゃなくていい教育なんてものはあり得ません。
 それから、森のようちえんではよく‘見守る’と言われますが、これがすべてではありません。‘見守る’というキーワードだけで説明できるほど、保育は単純なものではありません。保育者に必要な‘対象理解’、‘態度’、‘観察’、‘働きかけ’、‘記録’のうち、‘観察’について述べているに過ぎません。‘見守る’だけでは不十分なんです。
 また、保育者に必要な保育技術のみならず、森のようちえんにおいても、プログラムデザイン、プレゼンテーションスキル、コミュニケーションスキルは重要です。そうしたことを整理し、後継を育成していくカリキュラムを組んでいきたいですね。

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