対人援助技術者として

我々は人と関わるということを面倒くさがりません。人と関わることを嫌がりません。積極的に人と関わり、働きかけていきます。その働きかけ、関わり方が適切であったかどうかという振り返りは必要です。しかし、人との関わりを避けず、立ち向かい、その中にこそ、問題解決の糸口を見つけようとします。
 この仕事に向いていない人がいるとしたら、「人と関わるのが面倒くさい」「人と関わりたくない」という人ではないかと思います。しかし、「人と関わるのが苦手」なのは多くの人がそうです。苦手だからこそ、「人と関わるのが苦手」な人の気持ちが想像できるかもしれません。「共感」は過去の体験に照らし合わせて、似たような体験を検索・抽出し、そこから相手の気持ちを想像するから出来るのです。人との関わりを断絶しようとしない限り、関わりは上手になっていきます。何事も経験、練習です。関わっていく中で関わる力を高めていきたいですね。
 一つだけ必要なものがあるとしたら、「人が好き」「自分が好き」といった自己肯定感からくる他者への愛情かもしれません。

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