保育の恋愛論

僕がまだ学生だった頃、
「お前、彼女いるか?」と聞かれ、
「保育ってのはな、恋愛と同じなんだ。子どもを彼女と思って接してみろ。子どもが転んだら、何て言う?彼女に向かって『痛くないでしょ』とか『ハイ、立って!』なんて言わないだろ?『大丈夫?』って言うだろ。」みたいなことを酔っぱらった席でご指導いただいた。
きっと相手の方は酔っぱらって、「俺、そんなこと言ったか?」と仰ると思うが、あながち、間違っていないと思う。
男性保育者は子どもを自分の彼女と同じように接する。
ものすごい乱暴な言い方だが、これは相手を尊重し、相手のことを思いやり、接するという点で重要な要素を含んでいる。
もしも彼女(子ども)が、強気でプライドが高く、自分で何でもこなす女性だとしたら、「大丈夫?」なんて、手を差しのばしたことが返って傷つけ、「自分で起きられる!」となるかもしれない。対象に応じて、こちらの働きかけを変えるという点でも合っている。
この保育の恋愛論は結構いろいろな場面で使える。
職場の人間関係においてもよく言われたことでもある。
「嫌いな職員でも、全員の職員に『愛している』って言えるか?」
(そんな無茶な。)
でもね、これが出来ると結構いろいろな場面で助かることもある。
我々少数派の男性は、結構大変だったんですよ。
職場の恋愛論についてはまたの機会に。
それではまたご機嫌よう!

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