イメージをトレースする

「トレースするんだよ」
というようなことを聞いたことがあります。
明日の活動を計画します。5W1Hで時間を追って計画します。その中で、実際の活動を計画に落としていく作業をトレースすると言います。
僕は活動計画を大事にします。結構計画で満足できます。計画で6,7割終わったようなもの。だから、残りの2,3割を実際の子どもに集中して楽しむことが出来ます。アクシデントや怪我にも対応できます。それは計画段階で丁寧にトレースするからだと思います。
大事な活動や大きな行事は、計画書を作って布団に入ってから、もう一度頭の中でイメージをトレースします。「ああやって、こうやって」と。すると、イメージ出来ないところや、抜けていたところが明らかになります。そうするともう一度跳び起きて、パソコンでパチパチ、計画書に補足したり、訂正したりします。ですから、僕は事前に一度頭の中で体験済なんです。間違えないように言うと、これはマニュアルや台本を作るのとは違います。子どもの様子やそれ以外の要素によって変更することはざらです。少なくとも計画段階での活動の様子をどれだけ想像出来るかということなんです。「ここで誰ちゃん、つまずくだろうから、配慮しなきゃな。」とか、「ここ危ないから、事前にこうしておこう」とか、「ここでこれ使うんだから、事前の場面でこれ用意しておかなきゃ」なんて、とても大切なこと。それって大変なことばかりじゃない。「これって良い!」「こんなん出来たら楽しい!」なんて、活動の楽しさを事前に体験しておくのです。それは計画の楽しさでもあります。だから僕は事前に一度楽しさを体験しているので、計画段階で満足できるんです。計画書は義務じゃない。安全で楽しい事業、活動を行うために自分のために作るものです。計画書作成は楽しい。それは楽しい活動を想像しながら作るから。僕たちは楽しい活動を創ることが出来ます。

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