たまにはこんな切り口で

私たちはこんな子どもは育てません。
・指示待ち人間
 指示されないと出来ない、指示されたことしか出来ない、そんな子どもには育てません。それには、「あれしなさい」「これしなさい」「あれしちゃだめ」「これしちゃだめ」こうした指示や禁止が多かったり、許可を得ないと行動できない関係性はよくありません。
・人間不信
 「どうせだめだ」親や周りの大人、身近な人に裏切られる体験、うそをつかれる体験をしてきた子は、「どうせ大人は信用できない」「人を信じられない」人間不信になります。言ったことは守ります。泣いていたら必ず対応します。働きかけます。放ったらかしにされていた子はいずれ、「泣いても無駄だ」今度は違う表現をして訴えるようになります。泣いて訴えてくれるうちはまだ良いのです。全身全霊で表現している子どもたちの心の発露を私たちも全身全霊で受け止めます。
・社会性のない子
 主体性の名の下、社会ルール、公共のマナー、モラルを知らない子には育てません。きちんとルールは伝えます。公共のマナーは教えないと分かりません。もちろん伝え方は頭ごなしに押しつけるというのではありません。私たちは保育者です。受容・傾聴・共感の態度を基本に子どもの発達、理解に応じて、分かりやすく伝えてこそ子ども理解のプロです。社会ルール、公共のマナーを教え、伝えるということと子どもの気持ちを理解するということは相反するということではありません。
 私たちは人間愛に満ちた、自ら社会や環境に働きかけていくクリエイターを育てたいと思います。そしてそれは社会から孤立した存在ではなく、社会の中で生きていく人間として、幼児期にこそ多様な関わりの中で育つ社会性を、遊びの中、仲間との関わりの中、自然の中で育てたいと考えています。
 こうした力を持った子どもたちが次代を担うリーダーとして活躍してくれることを願っています。

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